まりもは、採取、販売は禁止された日本の阿寒湖に生息する天然記念物が有名です。
他にも、西洋まりもがあります。
北海道内で販売されているお土産用のまりもが有名ですが、平均的に何円程で販売されているのでしょうか?
値段と、まりもという植物に関してまとめました。
お土産用のまりもとは?
一般的に販売されているお土産用のまりもは、阿寒湖のものではありません。
販売を目的に繁殖したものや、細い藻を丸めたものなのです。
しかし、植物であるため生きており、まりもであることに変わりはありません。
主に1,000円以下で販売されています。
小さな器に入ったものから、キーホルダーなど600円前後です。
高価なものでは、直径5cmで2,000円程度というものもあるようです。
造藻とは?
大きな緑色の球体に見えるのは、太さ0.05~0.1mm、長さ0.5~3.5cmの小さな緑色の藻が集まっているのです。
小石や岩についていたものが、互いに絡み合って固まったものです。
日本では、北海道や青森県などの寒冷地を中心に、水深2~3m程で光の届く浅い湖底に生息しています。
このまりもを手で丸めて整えたり、球体に丸めたものが造藻と呼ばれているのです。
誕生日に母がマリモくれて喜んでたら息子が「それ偽物やでー(笑)人が手で丸てビンに入れるとこテレビで見たし。」と悲しいことを言う。 pic.twitter.com/5RL02lJMTY
— 茉絋 (@mahiro_np) 2015年8月2日
海外にも発送できる?
お土産として人気のまりもですが、植物を海外に発送するということ自体が難しいのです。
水が入っているものは制限され、植物防疫で止められてしまう場合があります。
この様なトラブルが起きた際に、外国語でまりもに関しての説明をすることも困難となります。
処分されてしまう可能性もあるため、海外の持ち出しは控えた方が良いでしょう。
まとめ
中には造藻でもない、繊維で作られた模造品もあります。
成長をするかどうかで判断をしますが、繊維を数本か抜き、それを乾燥させたり日光あて、色の変化を見てみましょう。
変化が無ければ、まりもではなく模造品です。
また、お土産用のまりもは球体にする為、中に石を入れる場合もあります。
見た目では分からず、値段の差でも、偽物なのか本物なのかは判断出来ないものだと言えるでしょう。