よくお土産屋さんで見かけるまりもの入ったキーホルダー。
既にお持ちの方もおられるかと思いますが、キーホルダーのまりもとはお世話をしてあげるべきなのか、とふと思うことはありませんか?
キーホルダーのまりもとは?
まず、キーホルダーというのは基本的に密閉されていて、中のまりもを取り出せないようになっているものがほとんどです。
しかし、まりもは何より水換えが必要な植物です。
そういう面で考えてみると、キーホルダーの中のまりもというのは、結論としてはいわゆる偽物である場合がほとんどです。
本物のまりもの特徴
本物のまりもは、必ず何か変化があるものです。
変化というのは、例えば藻の変色であったり、成長などであったりということです。
水換えをまったくしないままで何年もまりもの姿が変わらないという場合は、本物ではなく偽物のまりもの可能性が高いです。
しかし、何をもって本物というかは個人の感覚です。
湖に生息する天然のまりもを「本物」だと見なす人もいれば、たとえ養殖でも生きているまりもならば「本物」と見なす人もいます。
偽物のまりもの特徴
偽物のまりもというのはよく「造藻」と呼ばれ、飼育ではなく専ら観賞のために人工的に造られたもののことを指します。
材質も当然、藻ではなく緑色のスポンジで造られているものが多いです。
当然生きているわけではありません。
その代わり、偽物のまりもは何年経っても美しいままなので、偽物とは言ってもそれはそれで楽しめるかと思います。
そういう意味では、造藻というのは造花と似たような要素がありますね。
まとめ
上記の通り、キーホルダーのまりもは偽物がほとんどです。
何だか複雑な気持ちになる方もおられるかもしれませんが、ちょっと考え方を変えてみると逆に本物のまりもがキーホルダーになっていたらどうでしょうか?
水換えもできないのでおそらく弱ってしまうでしょう。
それを考えれば、キーホルダーに偽物のまりもを使うというのは、いろいろな意味で理にかなっていると言えます。
本物の生きているまりもがどうしても欲しいのであれば、キーホルダーではなくそのままのまりもを購入すればお悩みは解決します。
ですがまりもは立派な生き物ですので、本物のまりもを手に入れたら、責任を持ってお世話をしてあげましょう。