まりもが大きく成長するまでには、想像以上に長い時間がかかるものなのです。

研究施設ではなく、一般の家庭では飼育をしている場合、急激に大きくすることはとても難しいと言えるでしょう。

大きくしようと、栄養を与えてしまうと雑藻が発生してしまったり、強い光を当ててしまうと日焼けによって変色や枯れてしまう事もあります。

まりもは大きくなるの?

まりも 育て方 大きく 方法

湖に生息している天然のまりもは、手の平程度の大きさになるまで、何十年もかかるとされています。

そのため、家庭で育てている場合は、環境等の理由によってあまり大きくなることはないようです。

家庭で、水温・光など、自然環境に近い状態を作り出すこと自体が難しく、その状態をキープさせることも大変難しいためです。

大きくなるとしても、まりもの毛先が少し伸びる程度ではないでしょうか。

どの様に成長するのかは分からない?

マリモの「正しい成長速度」に関する検証はされてきません。

まりもは成長速度が大変遅く、継続して調べることは難しいのです。

また、湖の底に転がっているまりもを自然と同じ条件で同じ球体を観察し続けるのも困難です。

阿寒湖のまりもは特別天然記念物に指定されており、調査を行うこと自体が困難であるという理由です。

これまで研究者の間は、1年で約数mmは成長すると言われています。

条件さえよければ早く成長するのではとも言われています。

しかし、正しい成長速度が分からないために、曖昧なものです。

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どうしても大きくしたい!

まりも愛好家が家庭で育てた場合の一例として、25℃の水槽設備を整え5年程で直径30cmまで成長したとのことです。

方法は、窒素・リン・カリウムを主体とした、一般的な水草用肥料を使用します。

照明は、水量1Lに対して蛍光灯換算で1Wを1日8時間~16時間当てましょう。

人工的に大きくする方法として、藻同士を丸めて付けるといった方法もあるようです。

しかし、綺麗な球体になる可能性が低いのではと考えられ、あまりおすすめは出来ません。

まとめ

まりもは北海道土産としてだけではなく、全国の量販店やインターネットでも手軽に購入できるようになりました。

無理に大きくせず、まりもの自然なペースを見守って育ててあげましょう。

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