マリモという植物に偽物があるとは、どういう事なのでしょうか?
理由は、マリモは観光のお土産にされているため量産が必要であり、少なからず偽物も販売されているのです。
見分け方と、本物のマリモに関してまとめました。
本物は手に入らない?
阿寒湖に生息する天然のマリモ、いわゆる本物のマリモというのは、厳重に保護されており市場に出回ることはありません。
調査など特別な権限がない限り、法律的にも採取はできません。
‘マリモ’という商品名で販売されているマリモは、釧路のシラルトロ湖や輸入した糸状の藻を人工的に丸めたものです。
偽物とは?
本物の天然のマリモは、北海道の阿寒国立公園の中にある、阿寒湖という湖に自生する「国の特別天然記念物」です。
そのため、購入をすることは不可能なのです。
観光地や雑貨店などで「マリモ」の名で販売されているものは、釧路のシラルトロ湖や輸入の緑藻を人工的に丸めたものなのです。
基本的に、マリモとは藻が絡み合った集合体を指し淡水性の緑藻の一種です。
これは一種のマリモです。
偽物とは、藻という植物でもなく、アクリルなどの細い繊維を丸めたものを指します。
偽物との見分け方は?
マリモというのは生きているため、判断をする方法は簡単です。
マリモの一部を取って外におき、茶色く変色して枯れてしまった場合は本物です。
変化がなく緑色であれば偽物です。
繊維で出来ているものは、アクリルのような手触りでも判断することが出来ます。
見た目には分かりにくいものです。
見分け方としては、購入をして成長をするかどうか観察します。
または、顕微鏡で見るという方法になってしまうのです。
今日友達がマリモの話してて、思い出した😁💦
偽物か本物かもわからないし、生きてるか死んでるかもわからないけど、久しぶりにお水交換してあげました💦 pic.twitter.com/TFPtXAnwWS— キラりん (@jp5719kirarin) 2017年5月2日
まとめ
阿寒湖のマリモは国の特別天然記念物、富士五湖に生息するマリモは山梨県の天然記念物です。
つまり、国内のすべてのマリモは絶滅危惧類に指定されています。
採取することは不可能であり、湖の底にいる天然のマリモを手に入れる事は出来ません。
しかし、販売されているマリモも天然ではないものの、同じ藻であり生き物です。
時間をかけて成長する姿を見るのも、良いものですよ。