まりもを飼っているけれど、実際まりもとはどのくらいの大きさになるのか。
そしてどのくらい生きるのか。
気になる方もおられるかと思います。
ここでは、まりもの大きさや寿命についてのいろいろな疑問を解消するためのお話をしていきます。
まりもの大きさと寿命の関係
まりもは最大で直径約30cmにも成長します。
しかし約30cmが成長の限界で、それを越えると大きすぎて崩れていきます。
そしてまりもの寿命ですが、基本的にまりもに寿命というのはありません。
ですので、平均寿命という概念も基本的にはありません。
というのも、たとえまりもの成長が最大値にまで達してまりもが崩れたとしても、藻を集めてまた丸い形に整えてあげればまりもは生き続けられるからです。
まりもの成長速度
上記で最大直径約30cmとお話しましたが、阿寒湖ではそのくらいに成長するまでに約200年はかかります。
つまり、まりもの成長速度はものすごく遅いのです。
そう考えてみると、まりもとは一生の付き合いなのです。
ちなみに、基本的にまりもはだいたい1年で数mmから1cm程度くらいにしか成長しないため、目に見える変化というのはほとんど感じられないと言っても過言ではありません。
成長に最も適した水温とは
上記で一般的なまりもの成長速度についてお話しましたが、これには例外もあります。
というのも、成長に適した環境を整えて大事に育てれば、場合によっては上記以上のスピードで成長するということもあるからです。
成長に最も大事なのはやはり適切な環境を整えることですが、特に大事なのは水温です。
なるべく早く大きく成長させたいのであれば、水温に気をつけましょう。
成長に最も適した水温は15℃から20℃の間ですので、常に水温をこの値で維持することが重要です。
まとめ
阿寒湖などの天然のまりもは大きくなっては崩れ、そしてまた丸くなって成長するという繰り返しです。
そして、もちろん飼育においても同じ過程を辿ります。
また、まりもを大きく育てるには、まずはまりもの環境に細心の注意を払うことが必須です。
そして、まりもに愛情をたくさん注いであげましょう。
まりもの成長は飼い主さんに対する「ありがとう」という日頃の感謝の気持ちですので、管理を怠らず地道に気長に育てていくことが大事です。