ある日まりものいる水槽を見たら、まりもが何だか歪な形をしている、という事態に見舞われた方もおられるかと思います。
歪な形と述べましたが、時には完全に形が崩れて割れてしまう場合もあります。
そんなときはどう対処するべきか、そして予防のための対策とは何かという部分をここではお話していきます。
きれいな球体型はまりものトレードマーク
まりもとはとても繊細な生き物です。
そのため放っておくと、どうしても歪な形になったり割れたりしてしまうのです。
そして本来まりもは湖に生息しています。
湖へ吹いてくる風によって水流が生じ、まりもはその水流で適度に転がされることによってきれいな球体型を維持しています。
適度な気候と環境によって、湖のまりもたちはその形を維持しているのです。
まりもの形を維持するために日頃からやるべきこと
まず上記で湖に生息しているまりもについてお話しましたが、では飼育する場合は形を維持するためにどうしたらよいのか。
その答えは、飼い主さんがまりもをこまめに丸めてあげることです。
つまり水流が無いのならば手で丸めればそれで良しという、至ってシンプルなお話なのです。
丸めるときは優しく手の平でコロコロと転がしましょう。
毎日転がす必要はありませんが、少なくとも日頃の水換え時には必ず丸めて形を整えてあげましょう。
そうすることで、まりもの形をいつまでもきれいな状態にすることが可能です。
もしも形が崩れてしまったときは
まりもの形が完全に崩れて割れてしまった場合は、まずは落ち着いて冷静になりましょう。
そもそもまりもとは藻がたくさん集まって形成されている植物です。
そのため、割れてしまったからといってまりも自体が再起不能になってしまうということではありませんので大丈夫です。
まりもが割れたときには、丁寧に丸め直してあげれば問題ありません。
また、もし割れたまりもがわりと大きめであれば、これを機に割れたまりもをそのまま小さなまりもとして分けて、形を整えてあげればまたそこから成長していきます。
まとめ
まりもとは生き物であり植物です。
構造としては藻の集合体ですので、形が崩れたり割れたりしたとしても、慌てる必要はありません。
日頃のお手入れ次第で、いくらでも美しい形は保てます。
また、まりもが割れてしまったときというのは、もしかするとまりもからの「仲間がほしい」というメッセージであるかもしれません。
大事に育てて大きくなったまりもを小さなまりもに分けてあげるというのは、一見複雑な気持ちでもありますが、まりもに仲間ができたのだと前向きに考えて、また気長に成長を見守っていきましょう。